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墓石の種類について

現代的なお墓

洋型

画像:洋型

オルガン型ともいわれ背の低い横広型のデザインです。欧米ではほとんど高さのないものやイタリアでは彫刻があしらわれた建物のようなお墓に棺を納めたりするようです。

和洋型

画像:和洋型

洋型の横広デザインに和型の縦の要素を加えた和洋型といわれる要素のデザインです。

和型

画像:和型

和型墓石の基本的な構造は、一番上に家名やお題目を刻む「竿石」、名字や家紋を刻む「上台」、次いで「中台」、一番下となる「芝台」によって構成される三丁台。または、芝台のない二丁台となります。

高級なものは竿石の下に上下蓮華台やスリン台が付きます。墓石は上の竿石からそれぞれ、天(家庭円満)、人(人望・出世)、地(財産維持)を表していると言われます。

伝統的なお墓

五輪塔

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歴史的起源としては平安中期から登場し、末期にかけて広まっていったのではないかと推定されています。文献上では金剛峰寺修業縁起に八三五年に入寂した空海をまつる葬塔として五輪塔を建立したとあります。形の由来としては五大思想を表わす「五輪図」を立体化したものと考えられています。五大思想とは仏教が考える宇宙の構成要素であり、万物が地・水・火・風・空の五つによって構成されているという考え方です。

地のように硬いしっかりとした性質、水のように流れどこにでもおさまる性質、火のように燃え上がり熱をもつ性質、風のように収縮作用を持つ性質、そしてこれら四つを空間という関係をシステム化する作用の、空の性質の五つの要素がすべてを支えているという考え方です。私たち人間もこれら五つの作用で生を営んでおりこの五大の集散・離合・輪転によって万物が生じるところから五輪といわれています。

この五輪を象徴的に現したものが五輪図でそれぞれ上から宝珠形の「空」、半月形の「風」、三角形の「火」、円形の「水」、方形の「地」であるとし、この五輪の形象を組み合わせて作った塔を五輪塔というと解釈されています。

平安時代の庶民は、平安貴族による荘園制度の苦役、疫病の流行などによって苦しめられました。そうした時代背景の中、来世では楽浄土に往生できるという浄土教の教えが救済として異常なほどに流行します。五輪塔のもととなる五輪図形が、阿弥陀如来を象徴化したものであると聞いた庶民たちが、極楽に往生する一つの手がかりとして、如来の象徴である五輪塔を造塔したいという気持ちになるのは当然のことで、その気持ちは地方豪族にも広まっていき、五輪塔は瞬く間に、全国各地に広がって行きました。

多宝塔

多宝塔は、基台・塔身・笠からなり塔身が瓶壺型、または筒形の一重の塔で、塔身上に首部を作り出しています。笠の上には相輪を立てるのが一般的ですが、宝珠だけにするのもあります。密教系の塔で、平安時代後期から遺品があります。

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「法華教見宝塔品」によると、釈迦如来が霊鷲山で法華経を説いたときに、地下から多宝如来の宝塔が湧き出て、釈迦如来を讃嘆し、塔中に釈迦を招いて半座を分かち、多宝・釈迦二仏が並座したことを説いており、顕教とくに法華経とは深い関係があります。

法華経を所衣とする天台宗では、多宝如来の塔として、この塔形を用い、二仏並座の姿を刻出したものも有ります。

真言宗では、密教で重んじられている南天の鉄塔の形としてこの塔形を用い塔身の四方に像容または梵字で四仏を表したものが多くあります。 現在では個人の墓石、または供養塔として建立されます。

宝篋印塔

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宝篋印塔という名称は、鎌倉時代から使われており、宝篋印陀羅尼(宝篋印心咒経/ほうきょういんしんじゅきょう)を納めることから出たと言われておりますが、塔形の名になってからは、必ずしもこの経だけに限らず、法華経を納めたり、舎利を納めたり、というのもあります。

最上部の棒状の部分は相輪と呼ばれます。相輪は、頂上に宝珠をのせ、その下に請花(うけばな)、九輪(宝輪)、伏鉢などと呼ばれる部分があります。

相輪の下には笠があり、この笠の四隅には隅飾(すみかざり)と呼ばれる突起があります。笠の下の方形の部分は、塔身(とうしん)と呼ばれ輪郭を取り胎蔵界四方仏の種子を刻んでいる、さらにその下の方形部分は基礎と呼ばれます。 五輪塔と同じく密教系の塔で、鎌倉期以降宗派を越えて流行し、五輪塔とともにわが国の二大主流となりました。

無縫塔

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無縫卵形の塔心の下に蓮座、受台、八角竿石、基台を加えた塔を言います。 鎌倉時代の始めより宋より禅僧によって伝えられた墓としての石塔です。 形式として標準無縫塔、卵塔、円塔、円球塔などに分けられますが、卵塔は無縫塔の略式のもので、無縫卵型の塔身を台石の上に置いただけのものです。

古くは主に禅宗の開山級の僧侶の墓塔として立てられましたが、現在では宗派を問わず、一般に僧侶専用の墓塔となっています。

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